令和7年10月12日(日)中部地区会主催の「遠的講習会」が、静岡市北部体育館弓道場(遠的射場)にて行われました。
受講生は21名。段位無し:1名、1級:1名、弐段:1名、参段:2名、四段:6名、五段:7名、錬五:2名、錬六:1名と実に幅広い段位の方が参加されました。
講師は大山哲司先生(主任講師 教士七段)、鈴本万知与先生(講師 教士六段)のお二人の先生が担当されました。
受講生の中には今日初めて遠的を経験される方もおられ、講師の先生方から丁寧にご指導を受けていました。
午前中は3人立2射場で四つ矢での射技指導が行われました。射場や立ち順を入れ替えながら、2回行いました。その後、主任講師によるレクチャーが行われ、「いつ腰を切るのか」について、実際に主任講師による演武が行われました。
また、足踏みのポイント、打ち起しの際の身体の向きなど、遠的ならではの動作のノウハウについて、丁寧な説明がありました。
午後は得点的を使用して3人立ち2射場 計12射の試合形式で行いました。
受講生は順番に的前委員・的前審判も担当して的前の流れも学びました。
最後の射手が4本目で10点を射止めると場内は拍手喝采に包まれました。
その後、結果を見ながら、遠的競技の順位決定の方法や、立射における乙矢の持ち替え方、矢番え動作などについてお話しがあり、受講生は熱心に聞き入っていました。
普段は聞くことが出来ない遠的競技のノウハウが網羅された充実した内容の講習会でした。受講生の皆さん、お疲れ様でした。
講師の先生方ありがとうございました。
担当:増田由紀子